カテゴリ:千晶のつぶやき( 27 )

日本ツアーまであと1ヶ月

日本ツアーまであと1ヶ月となりました。新しいCDも作りたいのに、キベラのみんなが書いたエッセイで小さな本も作って持っていこうと思っていたのに、みんなで歌の練習もしなきゃいけないのに~、、ああなのに~なぜ~お引っ越しなの~(笑)。
ヒロミちゃんの名曲「おひっこし」を歌いながらなんとか乗り切りました。あと一ヶ月しかないけど、これから気合入れてリハをして、春の日本に向かいますので皆さんどうかよろしくお願いします。グッズの新作もいろいろできていますのでどうかお楽しみに~。

早川千晶
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by moro_kyoiku_kikin | 2013-04-06 09:41 | 千晶のつぶやき

引越し

ご連絡くださっている皆さん、お返事遅くなってすみません。実は私のナイロビの自宅の大家さんが急に家を売ることにしたとのことで、引っ越ししなくてはならなくなり、先週家探しをして3日で決めて日曜日から引越しをしています。私の家はYAYAセンターのそばだったのですが、周りの古い家々はどんどん取り壊されてビルが建っていっていて騒がしくなりました。私が住んでいた家も、小さな古い家で木がいっぱいはえている庭があり、とても気に入っていたのだけれど、やっぱりここも取り壊されてビルが建つそうです。この木々も全部切られてしまうと思うと、残念この上ないです。ちょっと前までは庭にサルが来たり、カメレオンがいました。もうサルは行くところがどんどん無くなってしまっていますね。私の家の裏にあった家も、ルオのご一家が長年住んでいたステキな古い家だったのだけど、先週どんどん木が切り倒されていくと思ったら、昨日、すっかりぺちゃんこになってしまいました。うちの犬とお隣の犬がいつも木の塀ごしにおしゃべりしていたのですが、それも懐かしい思い出になってしまいました。
こんなに立派なビルばっかりいっぱい建てて、ナイロビいったいどうなるんでしょう??
私はかなりガッカリしていたのですが、気を取り直して引っ越しをはじめると、引っ越しすごく楽しいです。過去の思い出もいっぱい出てくるけど、新しく生まれ変わるような気分ですね!
ではお返事お待たせしている方々どうも本当にすみません。急いで引っ越し片付けてお返事していきますね。

早川千晶
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by moro_kyoiku_kikin | 2013-03-28 09:41 | 千晶のつぶやき

2013年ケニア大統領選挙についての個人的な感想

皆さん、こんにちは。
今回のケニア大統領選についての私の個人的な感想を書きます。
大接戦でしたが結果的にはウフル・ケニヤッタが50.07%というギリギリのところで当選しました。
2回行われたプレジデンシャル・ディベートで比較的まともなことを言っていたピーター・ケネスやマーサ・カルアを応援する人たちが、最終的には彼らは絶対に票を取れない、絶対に当選できる可能性はないので、それならば彼らが将来出て行くのに有利なほうに投票しようということでウフルに投票したことが、ウフルが過半数以上をかろうじて得票することができた理由ではないかなと個人的には思っています。
これから先は、おそらく、ウフルが10年、そのあとまたしかるべきキクユ勢力にゆずっていくというシナリオになるとしたら、これから先のウフル政権でどのような働きをするかによってピーター・ケネスにも次の可能性が出てくるでしょう。
ライラは次の5年後の選挙には年齢的にもう出れない、だから今回が最後のチャンスだったでしょう。その最後のチャンスに、ルオ族の(もしくはキクユ族ではない)大統領をケニアに出したいという思いを持つ人も多かったことでしょう。ライラがいなければ、彼に続くような有力なルオ族政治家はいまのところいません。これからあとも出てくることは難しいのかもしれません。こんな、なになに族とかいうことがどうでもよくなるような時代が来ればいいなとは思うし、そうケニア国民は思っている人も口にして言う人も多いけど、でも実態としては、まだまだそこまでにはいたっていないというのが現状ではないかと思います。
私は前回の2007年の選挙のときの大暴動の記憶がまだ色濃く残っているからよけいに、その審議がまだ終わっていないいまなのに、暴動を煽動したという容疑で人道に対する罪で国際刑事裁判所から訴追されているウフルになぜ国民は投票するのだろうと、この選挙期間中とても陰鬱とした気分が続いていたのですが、それでも、原発を建設することに一番熱心なライラが大統領になることもイヤでした。なので、そのどちらもイヤなのに、この2人だけが徹底的にリードしている選挙でしたので、陰鬱としてどう判断していいのやらわからずにいました。(原発だけはどうしてもイヤだという気持ちは強かったです。)
ですが昨日結果が出て思うのは、結局のところケニア国民が選んだ結果なのだということ。だからそのケニア国民の判断を私たちは応援していくしかないのかなということ。だけど今回選んだ大統領は、50.07%の人々が選んだ人であり、そうではない人も約半分弱はいたのだということ。それでも彼らが決めた新しい憲法にのっとったルールで選んだ大統領なのだから、納得するしかないですよね。とりあえずは5年間、そこに希望を見出してやってみるしかないんじゃないでしょうか。
いざというときには批判も忠告も意見も助言もしていくとしても、結局のところはケニア国民の国、彼らが選ぶ政治であり、未来です。前回の選挙のときはまだ今のような時代ではなく、情報も十分にない中で、抑圧された貧困者たちは翻弄されまどわされました。しかし今回の選挙では違った。もうケニアは昔の時代とは違います。キベラスラムの若者たちだって、マサイの若者だって、facebookやツイッターをやっていて、外の世界とつながっているし、情報を十分に得られる手段も、発信をしていく手段もあります。電気のない村やスラムですら、若者たちはインターネットにアクセスする機会が激増しました。教育レベルをあげるために必死の取り組みも行われており、そんな中で、貧しい庶民たちも自分の子どもたち世代には収入のすべてをつぎ込んで必死でより高い教育へと子どもたちを送っていこうとしています。このような時代に、彼らはもう大きな力に翻弄されたとかというエクスキューズはできないし、するべきではないと思います。そんな貧しい親たちの必死の努力を、子どもたちはもっと真摯に受け止めて、次のより良いケニアの時代を作っていくための力や精神性を身につけていかねばなりません。判断力も身につけなければいけません。
政治のあり方というのは、その国の国民の民度の度合いと比例しているのかなと思います。それは日本に対しても思うことです。この代表をこの国民たちが選んだのだとしたら、それはこの国民たちの民度のあらわれなので、次のより良い時代に向けてやっていかねばならないことは、国民の民度をあげていくということでしょう。この民度という言葉が正しいのかどうかは私はよくわかりませんが、何を言いたいかというとメンタリティーの度合いや正しい公平な判断ができるかどうかという度合い、人間としてより良い精神性を身につけているかという度合いのことを言いたいです。
というわけで、やはり私は、この国のより良い未来を作っていくためには、どんな子育てをしていくのかが一番大事だとつくづく思う次第です。
私自身は自分のことをダメ母親だったと思っていて、より良い家庭を築けたのか、子どもたちをしっかり上手に育てることができたのかというと、どちらかというと失格妻、失格母であったと思っています。だけどいま私の子どもたちは娘が23歳、息子が17歳になりましたが、私は彼女、彼のことを、人間としてとても好きです。母親としては彼らにごめんなさいと言いたいです。(いつもそう思い続けています。)
だけどこの国の子どもたちを、小さなときから何十人か育てさせてもらいました。彼らから教えてもらったこと、彼らを救済して育ててきたリリアンから学ばせてもらったこと、とてもたくさんのことを与えてもらいました。いまそんな彼らが18歳、19歳、20歳になってきました。この子育ても成功しているのかどうかさっぱりわかりません。だけど、彼らにたくさんのことに触れてもらいたいと思います。たくさんのすばらしい人たちに出会ってもらいたいと思うし、たくさんの世界で起きている出来事に出会ってもらいたいと思います。私自身も悩んで生きている姿をありのままに見てもらいたいと思います。世界はこんなに美しいということや、人間はこんなにすばらしいということも、そして、こんなに悲しいことも世界では起きているということも。そんな付き合いの中で、彼らと真剣な意見を交わしていき、人間同士としてぶつかりあっていき、彼らがどんな人間に育っていくか、彼らが生きていくケニアの未来がどんな国になっていくのか、見守っていきたいなと願っています。
ケニアの新しい時代を応援しましょう。

早川千晶
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by moro_kyoiku_kikin | 2013-03-10 21:00 | 千晶のつぶやき

マゴソ・オシャゴー計画開始

★マゴソ・オシャゴー計画開始★
やはり夢は言葉にして語っておかねば、何もはじまらないということで、今このタイミングで語っておきたいと思います。私とリリアンの夢計画。
マゴソ・オシャゴー(オシャゴーというのはリリアンたちの言語で「田舎」や「故郷」を意味します)計画を開始しました。
前々から話し合っていたことだったのですが、とにかく今のタイミングで一歩前に進みましょうということになりました。(私とリリアンの夢語り。)
何かというとですね、マゴソスクールはスラムの中にこれから先もレスキューセンターとして運営し続けますが、その上で、子どもたちがスラムから田舎に移動して、安心して生活できる場所を作りたい。そこでは、牛やヤギやニワトリも飼い、畑をたがやして、良い自然環境の中で子どもたちが育つようにしたい。そして、年をとってきたリリアンが安心して隠居できる場所、隠居してもずっとリリアンが小さな子どもたちをレスキューし続けて一緒に暮らせる場所を作りたい。これが私の夢です。
2005年からミリティーニ村に子どもの家「ジュンバ・ラ・ワトト」を運営していますが、そこの定員は30名です。2007年にはじめての卒業生を出しましたので、それからあとも新しい子どもたちを受け入れ続けていますが、それでも定員は30名。ごく限られた子どもたちしかその恩恵を受けることはできません。
そして、ミリティーニ村はすでに(これまでの講演でもお話ししてきた通り)、モンバサ港の拡大やサウスコーストからのバイパス建設の影響で、再開発が進んでおり、マテラ長老もだいぶ畑や家屋を取られてしまい、ジュンバの周りもすっかりスラムのような様相になってきてしまいました。子どもたちはわずかばかりの畑を作ってはいますが、もうこれ以上の土地はどうしようも手に入りません。
なので、私たちは、キベラスラムのマゴソスクールをレスキューセンターとして、そしてミリティーニ村のジュンバ・ラ・ワトトをマテラ長老のコミュニティと共に子どもたちが異文化交流をしながら成長する子どもの家として、この運営は継続し続けていきますが、それ以外にも、自然豊かな環境で子どもたちが畑や家畜と共にしっかり生活していく「マゴソ・オシャゴー」を作りたいのです。
まずはリリアンがそのための小さな土地を、最初の一歩として自分のお金で買いました。いつもリリアンはそうして、まずは最初の一歩は自分の力で踏み出すところがすごいです。それがやはり彼女のホンキ度を表しています。
そこで私たちも、そこに参加していって、一緒に「マゴソ・オシャゴー」を作っていきたいと思うのです。
そのための一歩を踏み出すことを今まで私はかなり躊躇していたのですが、(なぜなら、今年のはじめくらいにお知らせしたように、マゴソの運営資金じたいが大ピンチだったからです。ずっと自転車操業で何とかやってきているというかんじでした)、
皆様のおかげでなんとかマゴソの財政ピンチは切り抜けることができました。(今年はずいぶんとたくさん日本全国を回りました、皆様本当にありがとうございました!)
昨日、リリアンと長い2人ミーティングをしたのですが、そこでリリアンもたくさんの夢とたくさんの不安を語りました。
特に今目の前にある大きな不安は、来年3月の大統領選挙です。
前回の大統領選挙(2007)のときは非常に悲惨な大きな暴動に発展してしまい、キベラは戦場のようになってしまいました。そのときは大西マサヤ君が子どもたちを次々とレスキューしてくれて、マサヤ君の家が避難キャンプとなり、マゴソスクールは何とか切り抜けることができました。(子どもたちが負った心の傷は大きかったですが。)
そしてまた大統領選挙が近づき、悪夢がまた脳裏によみがえってきます。
リリアンはホンキで、いったい私たち、あれがまた起きたらどうしたらいいの、どこに行ったらいいのと言いました。
そこでやっぱり、「マゴソ・オシャゴー」計画を踏み出すとしたら、今だな。と思ったのでした。
リリアンが購入した小さな土地に隣接して、牛も飼えて畑も耕せる大きな土地を買いたいです。ずっとそう考えていたところ、グッドタイミングで私の仲間たちがケニアに来てくれることになりました。
「まさよし夢基金」の丹羽正吉さんとその仲間たち、そして、ずっとジュンバとマゴソの支援をし続けてくれている銅冶さんとそのお友達です。まさかのグッドタイミングで、このみんなで候補の場所を見に行けることになりました。ワクワク!!
明日から、正吉さんと共に旅するケニア「障がい者視点の旅
VOL.3」がはじまります。とっても楽しみです。
マゴソ・オシャゴーの候補地を見学してきたら、またご報告しますね。この旅は明日から11月27日までです。
皆さんこれからもどうかよろしくお願いいたします。夢を語っていきましょう。そして実現していきましょう。
早川千晶



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by moro_kyoiku_kikin | 2012-11-15 09:46 | 千晶のつぶやき

キベラ近況報告

ケニアに帰ってきて3日たちましたが、2か月間留守していた間になんかすごくいろいろあったというかんじでとても騒然としているナイロビ。キャッチアップするのが大変です(笑)
昨日はさっそく、日本の若者5人を連れてキベラツアー。雨のあとのドロドロキベラを歩き回りましたが、これまた騒然。ちょうど朝から撤去が進む最中にあたり、あっちもこっちも瓦礫の山でした。でも昨日の撤去は、先にお知らせが来て話し合い、ブルドーザーが来る前に住民たちが一部を自主撤去という形だったので、騒然とはしつつもカオスではなく、静かにみんながせっせと取り壊したり移動させたりしていました。キベラのDO側の入り口はいってすぐ、マキナの中のメインロードを線路までずっと、これはいまYAYA周辺で道路工事していますよね、あのつながりの道路だと思います。YAYA周辺で道路拡張ですごくがっつりと掘っていますが、それがそのままNgong Road...まで抜けて、その先、Langata Road とサザンバイパスまで抜けていくアクセス道をキベラを突っ切って作るということがずっと前から言われていたけど今までちっとも進んでいませんでしたが、この大統領選挙直前の時期は次々とこういう道路工事が進みますね。しかし、その道路を作るためなのならば、昨日みんなが自主撤去した程度ではちっとも足りないと思います。みんなせっせと撤去していましたが、ほんの数十センチを削除した、っていうかんじの自主撤去で、果たしてこの程度ですむのか???と疑問でしたが、、、、どうなるんでしょう。
さてマゴソ訪問のあと、キベラの若者たちとのディスカッションをやったのですが、その中で、強制撤去についてどう思うか?という問いかけに、キベラの若者でそれなりの学歴でそれなりの仕事をしている者たちは「いいことだ」と言いました。
確かに、スラムがこのままではいけないというのはその通りなのだけど、やっぱりそれは、今まで苦労しても自分の親がなんとか自分を学校に行かせてきてくれたり、住む場所を提供してくれたりしてもらってきた人の言うことだな~と思いました。今日生きていくことがどうしようもなく大変な、どうしようもない生活状況の人たちはやっぱりどうにもならず大変です。
キベラの若者たちにも夢があります。いま大きな変化で騒然としている世の中ですが、やっぱり語り合っていくことが大切ですよね。みんなそれぞれにそれぞれの立場で考えていることが違う。
リリアンは今、「女の子クラブ」に燃えているのですが、昨日も名言をはいていました。「女の子クラブ」はリリアンが毎週日曜日にキベラの女の子たちと一緒にやっているクラブなのですが、そこではみんな集まって編み物やお料理や髪結いなどをするのですが、それを楽しみながら、いろいろな問題について語り合うのが主目的のクラブです。リリアンが言うには、みんなそれぞれ問題を抱えているけど、他人はその問題を解決してあげることはできない。だけどみんなが集まって自分の問題についてそれぞれ話すことができる場があったら、あの人もこの人もみんな問題を抱えているから自分だけじゃないんだ、と思って元気を出すことができ、それによってそのいろいろな生活の問題と共に生きていくことができるようになる。というわけで、リリアンは今、女の子クラブに燃えています。小さな子どもたちでHIVポジティブの3歳児や5歳児をマゴソで引き取りましたので、その女の子たちのお世話も女の子クラブは張り切っています。
それにしても、実際問題、私は結局のところキベラにかかわって自分ができることなんか何にもないなといつも思っています。私が本当にできることといえば、こうしてここで生きていてがんばっているリリアンやオギラさんやその他いろいろな人々の補佐役をすること、彼らが必要なときに必要な手助けをすること、そして彼らのもとに外からの風を吹き込んで活性化することくらいですね。でも自分にできることをがんばりたいと思います。皆さんいつも支えてくださって本当にありがとうございます。
やっぱり大変な状況の中でも生きていくためには、楽しいことや元気が出るようなワクワクすることがいろいろと生活の中であることが、生きる力を高めるんだなということをいつも実感します。なので私はキベラでほんとにたいしたことはできないけれども、毎日のマゴソの暮らしの中に楽しいことやワクワクすることをたくさん作っていって、それにかかわっている皆さんが元気が出ていくようにしていきたいと思います。そしてここから先の人生に希望があるということが大事だから、子どもたちが高校に進学したり、その先にも楽しい夢を持てることをいろいろ続けていきたいと思っています。
途方に暮れるようなことはいっぱいありますが・・・。そういえばずっとお話ししてきました家を強制撤去されて赤ちゃんも亡くなりマゴソにやってきたユニスさん(母)とシェリルちゃん(娘)ですが、突然だけどユニスさんに赤ちゃんが生まれたのでビックリしました。またお父さんは誰かわからないし、そうやって妊娠して産んでも育てていくことができないユニスさんなので、こうして赤ちゃんがやってきてもほんとに困ると言ってリリアンは困り果てていたのですが、私もそれは困ったな~と思っていたのですが、昨日赤ちゃんの顔を見て、うれしそうにずっと抱っこしているユニスさんを見ていたら、なんだか何も言えなくなりました。いやはや。
疲れたときにはリリアンも言うのです。いったいこれっていつ終わりが来るのかしら・・・いったいどうなったら終わりになるのかしら・・・と言うのですが、ホントですね。終わりが見えない(笑)
というわけで、疲れたら「もうダメだ~」と思ってしまうので、疲れないようにすることが肝心ですね。
では結論のない話で失礼しました。キベラ近況報告でした。
早川千晶

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by moro_kyoiku_kikin | 2012-11-14 09:06 | 千晶のつぶやき

無事ナイロビに着きました

先ほど無事ナイロビに着きました。空港からの道のり、夜明けのサバンナにキリンがいっぱいいましたよ。雨期のナイロビ、空気がしっとりしてて気持ちいいです。すぐリリアンに電話しましたがとても元気でした。よかったよかった。今日はこのあとリリアンに会ってマゴソやキベラの近況報告を聞きます。皆さん日本でお世話になり本当にありがとうございました。来年はまたリリアンとオギラ先生と、そしてもしできればマゴソOBOGの卒業生代表を連れて行けたらいいな~というアイディアがナイロビに着いたとたんに頭の中に浮かびました(笑)。ナイロビ空港で荷物が出てくるのを待っている間の妄想でした(笑)。何しろ何でも妄想からはじまりますね。実現できるようにがんばります。これからもどうかよろしくお願いします!

早川千晶


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by moro_kyoiku_kikin | 2012-11-11 08:57 | 千晶のつぶやき

ケニアの学校事情

いつもお世話になっています。早川千晶です。

ケニアのセカンダリースクールは今年からいろいろな変化があり、ケニア政府は国立学校を増やそうとしています。
今年、州立学校から国立学校に昇格した学校が47校あったということですが、さらに増やすため、州立学校を、プロビンシャル1と、その他に分けました。
プロビンシャル1(プロビンシャル・ワン)と呼ばれるようになった学校は、将来、国立学校に昇格させる州立学校のようです。Ol Kejuado High School はプロビンシャル1に入りました。
レベルが高い学校だということで、それは喜ばしいことではあるのですが、困るのは学費が上がったことです。
そのため、Ol Kejuado High School と、Kaani Lions High School とでは学費に大きな違いが出ています。
私たち保護者にもはっきりとした金額が発表されていなかったのですが、追加学費が請求されました。

それと、来年からの新規の支援につきまして。
Equity Bank という銀行が、ケニアの優秀だが貧しい生徒に対しての支援枠を増やすそうで、350点以上の生徒に関しては全額支援が受けられることになりそうです。
これは、キベラの生徒に関しては、キベラのDOオフィスで申請をして、そこからEquity Bank に申請が行きます。
全額支払われるなら願ってもいないことですので、来年の新Form1に関しては、できるだけ、Equity Bank からの支援を受けるように手続きのサポートをしていこうと思っています。

今年もKCPEを受験する生徒が増えましたが、そのほとんどが、今年か、もしくは昨年、マゴソスクールにはじめてやってきた生徒ばかりです。昔からマゴソスクールにいた本当に生活が困難な状況からやってきた生徒は5名しかいません。
今年トップとなる生徒たちは、おそらく、今年か昨年から受験のためにマゴソスクールにやってきた生徒が中心になると思います。生活困難で昔からマゴソスクールにいた生徒たちは、成績が優秀ではない生徒が多いです。
私たちの心情としては、やはり、本当に支援が必要な生徒を支援したい、そうすることで、その子がその家族を支えていったり変えていったりすることができるし、意味があることだと思っています。
なので、本当に支援が必要な生徒は誰なのかということは、私にしか判断ができないと思いますので、私に判断させていただき支援生を決定させていただきたいと思います。ご理解お願いいたします。

昨日、リリアンと話し合いをしましたが、マゴソスクールが成績優秀校だということが認められ、現在、教育省への認可申請をしているところです。
これは、公立小になるための認可ではなく、優秀校だと認められるスラムのインフォーマルスクール、という形での教育省からの認可という形のようです。認可が取れれば、証書が発行されるようです。
そうなりますと、この地域が強制撤去を受けることになった場合に、何らかの補償が得られる可能性が出てきますし、撤去を免れることも可能かもしれません。
そのための対策です。
そのためには設備投資をしなければなりません。(トイレや教室などの状態がチェックされます。)また、教職員の数も増やさなければならないため、今以上にマゴソスクールの運営費がかかるようになります。

それでもそのようが安全だと思いますので、これから充実をしていくための工事を行います。
セカンダリースクールに進学率が高いことも、優秀校だと認められているポイントになっています。

それともうひとつの計画としては、やはりキベラの強制撤去は早急に進んでいくものと思われますので、今から対策をたてるため、田舎に土地を買い、新しく建設をすることを計画していきます。
いま土地を探しているところです。またお知らせしていきます。

では今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
いつもご支援いただき心から感謝申し上げます。

早川千晶

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by moro_kyoiku_kikin | 2012-07-24 09:05 | 千晶のつぶやき

マゴソTV8

皆さん、こんにちは。

大西匡哉君がマゴソTVの新しいクリップをUPしてくれました。かなりヘビーな内容かもしれませんが、子どもたちが涙しながら歌った歌です。聞いてください。キベラの子どもたちにとって、すごく身近な内容なので、歌にも撮影にも気合いが入ったと思います。マサヤありがとう。
http://www.youtube.com/watch?v=m06oAXyzhDQ&feature=share%27%2C%29

こういう、何かを伝えるために映像を作ったり歌を作ったりすることって、簡単なことではないなといつも思います。この歌のクリップを大西匡哉くんが制作した経緯について書いてみます。ちょっと長くなりますがすみません。
まず私たちは、CDの製作のためのレコーディングをしていたんです、なんとこれはもう5年も前のことになってしまい、そのCDがいまだにリリースされていないのは私のせいなんです。
2007年から2008年にかけてケニアで大暴動があったことは皆さんもご存じだと思うのですが、そのとき、私たちもキベラで、大変なことになりました。子どもたちの目の前で人が殺されたり、家が焼かれたり、大人が武器を振り回して暴れたりしました。子どもたちを私たちはレスキューして回りましたが、子どもたちは呆然としていたし、また、私たちも呆然として言葉を失いました。私はしばらく、自分でこのときの体験を消化することができず、うまく言葉が出てこなくなり、講演するときにも体や言葉が震えたりするようになり、これはかなりまずいと自分でも思っていました。そんなときに、近藤ヒロミさんが、「何も考えないで、日本の美しいところを一緒に旅しましょう」と言ってくれて、2008年の6月にヒロミさんと2人でポレポレツアーをやったのです。ずっと毎日、ヒロミさんのムビラの演奏をそばで聞いて、なんだかものすごく心が落ち着きました。
そのツアーのときに、最後のほうでムビラサミットにも連れて行ってくれました。日本の親指ピアニストの皆さんが、次々と演奏するのをとても楽しませて聞かせていただきました。なんというか、この楽器が、魂の深いところの癒しの作用があるということを、自分自身も深く実感する体験でした。前々から、親指ピアノというのはそういう楽器だという話しは聞いていたけど、自分がそれを身を持って経験したのでした。

そしてそのあと、しばらくして、マゴソCDの第三弾のレコーディングを開始しました。そのとき集まった子どもたちは、暴動で、ひどく傷つけられた子どもたちもいました。また、普段からキベラスラムで困難な生活環境で生きている子どもたちもいました。自分の親が誰かを殺すところを見てしまった子もいました。自分の親が殺された子もいました。

暴動のとき、ものすごくたくさんの女性や子供がキベラでレイプされました。
私たちは、毎日毎日起こる狂気、普通の生活が一変して狂気に変わる状況を見ました。

そのことについて、何か月かたってから、子どもたちとシェアリングをはじめました。まずはディスカッションから、そして、絵を描いたり作文を書いたりすることをはじめました。ディスカッションをするときには、取材の仕事にとても助けられました。ちょうどそのとき、日本のテレビのある番組を制作している会社から、スラムの人々へのインタビューの仕事を依頼され(別のテーマでのインタビューだったのですが)、私とマサヤでスラムの人々を100人くらい、インタビューしてまわりました。結局その映像は採用されず、お蔵入りとなったのですが、それでも、100人くらいのスラムの人々に暴動のときのエピソードを聞いて歩いていくという経験が、自分の深いところの傷にも作用してくれることに気が付きました。ようするに、怖かった経験、ショックだった出来事を、自分の中だけにおさめておくのではなく、それをシェアすることで、それを吐き出す人も、受け止める人も、両方に、癒しの作用があるんだということに私は気が付きました。

それから、ラジオ番組の収録を子どもたちとしました。そのテーマは、「暴動から1年」というテーマだったのですが、そのときに子どもたちとマイクの前でディスカッションをしたのです。少人数のセッションでやりました。
ここで私が気付いたことがあるのですが、マイクの前でしゃべるわけです。それは普段の生活とは違うシチュエーションです。そういうシチュエーションだからこそ、今まで話せなかったことを話せた子が出てきました。これには私は正直言って驚きました。その反対ではないかと思っていたからです。ようするに、マイクの前でしゃべるのならば、本当のことを言えなかったり、もしくは、傷をむやみにえぐるような結果になるのではないかと、想像して、撮影されることや話を収録されることに非常に抵抗感を感じていたときもありました。ところが、実際にこのセッションをやってみると、驚くべき効果があったのです。それはもちろん、少人数で密室の場所にしたことや、インタビューアーであるラジオ局の方の人間性がすばらしい方であったことも条件的に好条件が重なったということでもあるかもしれません。とにかく、子どもたちが驚くべき勢いで、開きはじめ、そして、語り始めたのです。

一人語ったら、また一人、自分も語りたいと言い、語りはじめました。そしたらまた次に語った。そしてみんなで泣きました。
この最初の口火を切ったのは誰だったかというと、トニーでした。トニーが口火を切ったとき、彼はこう言いました。僕はしゃべるよりも歌うほうが自分のことを伝えられるんだ。だからまず歌う。と。そして彼は歌いました。その歌の内容は、路上の浮浪児だった彼が、食べ物を求めて食堂で残飯を物乞いし、そこでさげすまれ、水をかけられ、罵倒されるというものでした。それは彼の実体験によるものでした。子どもたちはその歌を聞いてみんな泣きました。号泣しました。みんな、自分の体験と重なるからこそ、泣いたのです。歌い終わってトニーが言いました。さあみんなしゃべろう。と言ったのです。そのときトニーはまだ小学生でした。

次々と子どもたちが語りました。親を失い、半壊の家に放置されてきた子。まわりの村人たちからはヤギと呼ばれたと。食べるものがないから、木の枝や木の葉っぱを食べていたからです。その子は最終的に、村の悪い少年たちに連れて行かれ、その子たちから強制されて、牛泥棒を働き、そして、それがあとで村の大人たちにばれて、すべてを彼のせいにされ、縛られて折檻されました。そのとき、彼の男の子としての大切なパートを切断されたのです。それを彼は泣きながら話しました。みんなそれを聞いて泣きました。彼はそれからあと、またそこで放置され、自分で薬草を付けて、1年かけて傷を自力でやっと治したのでした。私たちのマゴソスクールのダン校長が、田舎の村を訪問したときにこの子を発見して、そしてマゴソスクールに連れてきました。
これを告白したとき、彼はまだ小学7年生でした。今では彼は高校3年生になっています。だけれども、彼のトラウマは深く、この告白をしてからあと、その日の夜から、彼は失神するようになりました。ふっと。突然、気を失って失神して倒れます。それを現在も繰り返しています。これは、メンタルブレークダウンと言うのだそうです。自分のキャパ以上の情報が脳の中にあふれると、自分でシャットダウンするような安全装置みたいなものだそうです。彼はいま、その失神ぐせに苦しんでいますが(何しろ、授業中でも失神してしまうのですから)、それでも、私は、彼が自分のそのような苦しい経験を仲間たちとシェアできたことが本当によかったと、今でも思っています。それはなぜかというと、その日から彼はあきらかに変わった。あきらかに変わったのを私は目の前で見ています。そして、体験的に、それを実感しています。

さて、長くなりまして申し訳ありません。
ようするにですね、歌うことや語ること、絵を描くこと、それを仲間たちとシェアすること、仲間たちと共にその作業をすることというのは、このような、思わぬ癒しの力を持つ作業となるわけです。私たちはなぜCD制作や映像の制作をやってきたかというと、私にとってはこの作用の効果を実感したからだというのが一番の理由です。まずは伝えるという目的よりも先に、子どもたちの癒しのための効果ということが第一にあります。暴動後にCD第三弾のためのレコーディングをはじめたとき、私とマサヤも、まわりの大人たちも、そして子どもたちも、今までとは違う、別の意味でのなんだか強力な気合いが入っていました。なぜかというとやはり、まずは自分たちがとても傷ついたり苦しんだりしたからです。だからよけいに、それを吐き出したいと思ったし、伝えることで何かを変えたいと思いました。いくつもの曲を作り練習をしてレコーディングをしていきました。このTetea
Mutotoは、その中の歌のひとつです。

最初、ジョンがこの歌を作ってきて、黒板に歌詞を書きました。その日のことは、今でも鮮明に覚えています。その歌詞の内容は、このクリップでごらんいただける通りです。これをジョンは朝いちばんで、黒板に書いたのです。それを前にして、みんな、絶句しました。子どもたちは、呆然と立ち尽くしていて、絶句していました。ジョンが歌いました。とても良いメロディです。ジョンが歌い、私たちも歌いました。子どもたちも歌いました。だけど子どもたちはこの歌詞を歌うとき、どうしても泣いてしまいました。やはり、それだけ自分にとって身近な内容だからです。泣いて泣いて、嗚咽するほど泣いて、歌うことができなくなりました。そうしたらマサヤがこう言いました。
「泣くな!泣くんじゃなくて、歌うんだ。泣きたいほど悲しいなら、悔しいなら、それを歌で伝えればいいんだ。さあみんなで歌おう。」

それから子どもたちは、ものすごく気合いを入れて歌うようになったのです。ほとんど、鬼気迫る、という形相で歌っている女の子もいました。そうやってレコーディングをしていきました。今思い出しましたが、そうやってレコーディングをしたのは、2008年の11月から2009年の1月にかけてでした。
この歌以外にも、いくつもの名曲ができました。トニー、ザブロン、オドンゴ、オビリの4人組が、次々と、ラップと語りで暴動に関してやストリートライフについて歌っていく歌も完成しました。これは最高の名曲です。それを編集するとき、マサヤが、本当の暴動の音源をそれに重ねて入れました。マサヤが暴動のさなか、銃弾をくぐりぬけてマゴソまで歩いていき、子どもたちのレスキューや、近所の人々への食料の配布を、ずっと毎日、やってくれました。そのときに、マサヤが録音した銃声や怒号を、そのまま、歌の中に重ねていれました。その音源ができあがり、それをマゴソでみんなで聞こうとしたら、銃声が入っているので、そこでリリアンの体が震えはじめ、リリアンはそこから先、聞くことができなくなりました。いまだにリリアンは、その歌を聴くことができません。

さて、このCDは本来ならば、2009年に完成してリリースされるはずでした。マゴソスクールも収入が必要だし、すぐに出せるものならば出したかった。だけどこれをいまだに出せないでいるのは、正直言って、私のせいです。皆さんが待ってくれているのをすごくプレッシャーにも感じてきました。というのは、このCDのために録音した歌の中には、「アフリカ」がありました。このビデオは先に作り、そしてそれが大好評で、どのライブ会場でも必ず、「あの歌が入っているCDはないのですか」と聞かれました。そのうち、私はそう言われるのがあまりにもプレッシャーなので、言われるたびに心の中が痛く、そして何とも言えない気分になる自分がいました。というのはなぜかというと、そうやって録音された曲たちをCDにまとめていくときに、そこには解説がなければ、子どもたちの本当の真意は伝わりません。その背景も。このように、暴動で殺しあったり、2歳の子どもがレイプされるなんていう状況を、いったいどのように解説すれば、日本の皆様に伝わるというのでしょうか? 私は、ああやって号泣しながら歌った子どもたちの想いをくみ取りたい、それをできるだけ正確に日本の皆さんに伝えたいと思います。だけど、私にはその能力が不足しています。どうしても自分の中で納得ができず、そしてまとまりがつきませんでした。だから、CDを完成させるための最後の作業を、どうしても、今までできずにいます。だから日本に行くたびに、「あの歌が入っているCDはまだ出ないのですか?」と聞かれると、自分としてはとても苦しいです。

だけど今回、マサヤ君があえて、この歌を選んで、撮影をしてくれました。彼は昨年の年末から今年のはじめにかけて、それを子どもたちとやりました。私はそのとき、事情により日本に行かねばなりませんでしたので、その撮影に私は参加しませんでした。だけど今までずっと一緒にやってきたマサヤ君をとても信頼していたし、彼が子どもたちと一緒にやってくれるこのような活動は、子どもたちにとって必ずプラスになります。なのでみんな、先生たちも、子どもたちも、クリスマス休暇を返上して、この撮影に取り組みました。
このような撮影をするとき、どのようにやるかというと、まず子どもたちとよくディスカッションをします。そして、どのようなロケーションで、どのようなシーンを取るか。どのような小道具を使うか。などなど、子どもたちに子どもたちなりのアイディアを出してもらいます。そして、それをまとめていって、あちこちのロケーションでいろいろなシーンを撮影していきます。そしてそれを最終的には、マサヤがつなぎ合わせていって、1本のクリップを作ります。このときも、そのような作業をしていっただろうと思います。

その撮影の最後に、マサヤ君と子どもたちはキベラ内で撮影中に、5人組の強盗に襲われました。ピストル強盗でした。そして、大切なビデオカメラを盗られてしまいました。ビデオカメラがなくなり、それで、撮影を継続することができなくなりました。それでもマサヤ君は、それまで撮影して保存してあった映像を使って、それを編集して、これを作り上げてくれました。これを一般公開することは、実はとても悩み、躊躇しました。内容が内容なだけに、果たしてこれは本当の意味で伝わるのだろうか。誤解されるのではないだろうか。かえってネガティブなイメージだけが独り歩きしてしまわないだろうか。こんな醜いことをあえて伝えなくてもいいのではないだろうか。などです。

だけどここでこうしてあえて、これをUPして皆さんに公開してシェアしたマサヤ君には、マサヤ君の強い想いがあると思います。きっと、これを見てくれた人たちにはそれぞれ、いろいろなご意見があるだろうと思います。それを共有しあったり、語り合ったりしていくことにこそ、この先の意義があるのではないでしょうか。なのでぜひ、コメントをください。
実はまだまだ私も納得できていないのです。なぜこんな醜いことが起こるのか、なぜ人間とはこんなに醜い一面を持っているのかということ、自分でも納得できないし、そこから目をそらせられるのならばそらしたいです。だけどそれよりもやはり、それでも人の生きる姿には光があると、一生懸命誠実に生きようとしている人たちには光があると、そして子どもたちはこの世の宝だと、心から思います。だからあきらめないでいきたいです。
私たちがこのような活動をすることの根底には、伝えるという作業よりもまずはその前段階で、子どもたちが自らの経験を消化していく、そして未来に向かって生きる力を得ていくという目的があることを、ご理解いただけると嬉しいです。きっと、大人にやらされているのではないかとか、なんだかこれはくさいな、やらせっぽいなと思われる方もいらっしゃることだと私も思います。それは無理もないことです。映像の限界も、私たちの能力や技術的な限界もあります。だけどそれでもあきらめたくない、この作業をしていくことには意味がある。意義があると思うのです。

違和感を持たれた方は、ぜひ違和感をおしえてください。というのは、私たちの世界は、ほんとに多重構造というか、多面的であり、ひとは、自分が接している狭い世界の範囲でしか物事を知ることができないし、すべての面を見てすべての状況の人々と共感しあって共有しあって生きることはとても難しいです。だけど、そんな違いや壁を乗り越え、できるだけ広くつながりあいたい、わかりあいたいと心から願います。それでこそ本当の意味での人間の幸せというものを、皆で追求していく生き方がしていけるようになるのではないかと思うのです。だから、いろいろな違う立場で生きている方々が、それぞれに、それぞれの想いを語るということは、とても大切なことだと思っています。

ところで、私はマサヤ君にはぜひこの活動を今後も続けていっていただきたいと思うのです。今まで彼が作ってくれたビデオやCDに、マゴソスクールはどれだけ助けてもらってきたか言葉に尽くせません。私自身もとても助けてもらってきました。今年は私たちにとって本当に苦難の年で、強制撤去、そして治安の悪化、強盗にもあいまして、ビデオカメラも失いました。さて、これから先、いったいどうしていったものかと途方にも暮れている毎日ではありますが、どうか皆さんこれからもよろしくお願いいたします。いろいろなご意見やアイディア、心からお待ちしています。

とても長くなってしまいましたが申し訳ありません。皆さんどうか忌憚ないご意見お聞かせください。ありがとうございました。

早川千晶


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by moro_kyoiku_kikin | 2012-04-27 16:05 | 千晶のつぶやき

新商品「キコイ・ミニタオル」の紹介

皆さん、こんにちは。

ケニアのキテンゲラで荒川勝巳さんが運営されているサイディア・フラハ、ナイロビの築地美津子さん、そして私たちマゴソスクールのコラボアイテム第一弾! 
サイディアのワークショップで作った「キコイ・ミニタオル」、今回の日本ツアーから販売開始します。

コラボ実現してとっても嬉しいです。
コットンの手触りが気持ちいい、色もあざやかでかわいいタオルハンカチです。
ケニアのキコイという織布を使っています。

1枚500円でご購入いただくと、サイディアとマゴソのダブル支援になるコラボ商品です。
1枚につき150円がマゴソスクールの給食募金になります。
150円とは15人分の給食なので、大きい! 

そしてサイディアフラハというのはナイロビから車で1時間ほどのところにあるキテンゲラという新興工業地帯で子どもたちや若者たち、ママたちのための活動をされているプロジェクトです。
保育園、児童養護施設、職業訓練学校、ママたちのグループ活動などがあり、敷地内で畑もやっていて荒川さんご自身もそこでみんなと暮らしています。
私もちょくちょくお邪魔させてもらっているのですが、荒川さんのお人柄が反映されたとても心温まるほのぼのしたセンターで、私は大好きなのです。

裁縫と溶接の職業訓練校と、女子寮では、私たちマゴソスクールの卒業生もお世話になってきました。
2月のスタディツアーでサイディアを訪問した際、裁縫教室の卒業生たちによるワークショップが立ち上がっていて、そこで新商品を作っていました。そこで作っている最中のこのミニタオルを発見。すっかり気に入り、自分のために4枚購入して、旅の間ずっと使ってみたところ、かわいいし手触りもいいしとっても気に入っています。そのワークショップの指導を築地さんがされています。

この1か月で皆さんががんばって作ってくれた120枚のミニタオルを、昨日、仕入れさせていただきました。明日、それをもって日本に出発します。
皆さんぜひ各地でこのミニタオル楽しみにしていてください。
こんな楽しいコラボレーションを、今後も活発に作っていきたいです。
ケニアの子どもたちを応援するみんなで繋がっていきたいです。

早川千晶


●サイディアフラハのHP:
http://www.geocities.jp/hiroki_site/saidia/

このHPから、「メール・ビヨンボ」購読できます。荒川さんが現地からの日記をお届けするメールマガジン。そして荒川さんの手書きによる「ビヨンボ通信」は会員になると郵送してもらえます。私はこのビヨンボ通信の愛読者です!手書きなところがステキ!そして荒川さんが伝えるイキイキとした現地の様子。ぜひ多くの方々に読んでいただきたいです。


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by moro_kyoiku_kikin | 2012-04-07 21:26 | 千晶のつぶやき

マゴソ給食中間報告

皆さん、こんにちは。
マゴソスクールが財政ピンチにみまわれて、2012年6月までの資金ですっかり資金が底を尽きてしまうことをご報告させていただいたのが今年の2月のはじめでした。その日記を見ていただいた方々が、皆様それぞれに、それぞれの場所で動いてくださって、マイシャ・ヤ・ラハ基金の口座に続々と募金が振り込まれはじめました。
昨日、東京のマイシャ・ヤ・ラハ基金の会長、二本木さん(きこたん)が2月からいままでの募金の集計を送ってくれました。それを見て、ビックリ!!!!
なんと、皆さんが振り込んでくださった個人募金の合計が、約70万円にもなっていました。
本当に驚き、そして、とてもとても嬉しかったです。皆様、本当にありがとうございます。
私に送られてきた集計は、お名前を入れたリストになっており、長いリストのお名前をひとつひとつ見ていくと、ひとりひとりの顔が思い浮かび、あの人も、この人も、と、いろいろなことが思い出され、たくさんのお友達と一緒にその場にいるような気持ちになりました。本当にありがとうございます。
(なお、このお名前のリストは個人情報保護のため公開はされませんのでご安心ください。私だけが見れる方法で送られてきました。)
マゴソスクールは今まで何とかかんとかやってきていたけど、これから先、持続可能な方法で運営の土台を安定させていかねばならないけれども、いったいどうしたらいいんだろうと、ここのところ数か月、本当に悩んでいたのですが、このお名前のリストには本当に励まされました。こんなに皆さんが見てくださっていて気にしてくださっているんだということが伝わってきたし、大きな勇気をもらったように思います。本当にありがとうございます。心から感謝いたします。
この個人募金の他に、いくつかの団体からもご寄付をいただきました。ありがとうございます。
まずは目の前にあったピンチを切り抜けることができました。今年の6月までの資金しかなかったところが、とりあえずは今年の11月末までの資金はこれでなんとかなったと思います。
まずはピンチを切り抜けまして、そのあとは、これから先の長期的な作戦を考えていければと思っています。
キベラスラム内のレスキューセンターとしてのマゴソの日々の運営を継続していくのはもちろんのこと、スラムの強制撤去も進んでいる今日この頃、郊外に正式な登記のある土地を購入し、建設していくことを考えていかねばならないと思っています。
マテラ長老のミリティーニ村にジュンバ・ラ・ワトト(子どもの家)があるものの、ここのキャパシティは30人分しかなく、しかも、ケニア政府の開発計画によりミリティーニ村は工業地帯となり、新しい道路の建設、港の拡張に伴う工業地帯の整備、コンテナーヤードの設置などがミリティーニでどんどん行われています。それに伴い、数年前にはミリティーニ村のマテラ長老の集落も強制撤去され、ジュンバ・ラ・ワトトの周辺も人口過密になり、これ以上、ジュンバを拡張するためのスペースがありません。
スラムの強制撤去に関しては、今後、どんどん進んでいくものと思いますので、次のステップを考えねばならないと思っています。
どうか皆さんからいろいろなアイディアをお寄せいただけますと幸いです。そして、それぞれの思いつく、それぞれに可能な方法で、マゴソスクールとコラボレーションしてくださる方々がいてくださると、私たちはとても心強く、嬉しく思います。
こんなコラボをしてみたい、こんなことに挑戦してみたいというアイディアがある方は、ぜひ、お寄せください。みんなで楽しく繋がり合っていけるといいなと思っています。
現在、マゴソスクールで出している毎日の給食(日曜以外の毎日、月~土)は、「1人1回10円給食」という形で行ってきていますが、最近のケニアの食糧事情は非常に厳しく、食料代が高騰していて本当に困っています。
先日、私のオランダ人の古い友人が紹介してくれた、若い中国系カナダ人の女の子(栄養士)が1年間の予定でケニアでボランティアをしており、マゴソにも来てくれて、できるだけ安く栄養価の高い給食を指導してくれることになりました。
これからもいろいろなアイディアを組み合わせながら、マゴソをより良い場所にしていきたいと思います。
どうか皆さん、これからもよろしくお願いいたします。治安が悪化しつづけていて、キベラもますます訪問しずらい場所になってしまいましたが、皆さんにおいでいただけるときには必ず武装警官をつけ、安全に訪問していただけるようにしています。そのためにキベラの警察もすごく協力してくださっています。
子どもたちのための憩いの場、まわりで何が起きていたとしてもここに来れば安心があり、安全があり、楽しみがあり、おなかがいっぱいになり、勉強ができ、友達ができ、真剣に付き合ってくれる大人がいて、夢があって、未来に希望を持てる場所。マゴソがいつまでもそんな場所であるように、私もこれからもがんばっていきたいと思います。どうかこれからもよろしくお願いいたします。
2月からの私の呼びかけに応えてくださった皆様、募金していただきまして本当にありがとうございました!
これからもまたご報告させていただきます。

私は明日、日本に向けて出発します。日本各地で皆様にお会いできることを心から楽しみにしています。どうぞよろしくお願いいたします。
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早川千晶

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by moro_kyoiku_kikin | 2012-04-07 21:19 | 千晶のつぶやき